倉庫や工場など商用床で多く使用されるコンクリート鏡面仕上げ(ポリッシュコンクリート)。通常は下地として使用するコンクリートの表面を磨きあげる仕上げです。磨きには研削機と研磨機、硬化剤や防潤トップコートなどを使用します。耐久性が高く、汚れにくく、耐摩耗性に優れた仕上げです。
最新情報
コンクリート鏡面仕上げのメリット
用途・仕上がりに合わせて施工いたします。
経年劣化を防ぎ、耐久性アップ
汚れ防止・耐摩耗性に優れ、メンテナンス性が高い
フォークリフトのタイヤ跡にも強く、コンクリートの強度向上
コンクリート素地の状態に合わせ対応
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表面のキズ、凹凸
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雨打たれ
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クラック
基本的な工程の一例
コンクリートの表面を平滑化
粗研(あらとぎ)~中研(なかとぎ)。研ぎ目の異なるパッド(レジンボンドパッド#50、#100)などで、素地の状態に合わせ表面を削り、平坦にレベルを出します。研削した微塵は綺麗に取り除きます。
[研削機] LINAX 遊星回転研削機PG660
コンクリート表面硬化剤塗布
水分の蒸発と共に細孔を塞ぎ表面層は硬化剤に覆われ、表面強化・汚れ防止効果が向上します。コンクリート内部のセラミキュアはコンクリートのカルシウムと反応して一体化し強度がアップします。
[表面硬化剤] ABCセラミキュア
表面層の除去
より目の細かいダイヤモンド研磨パットなどを使用してしみ込んだ表面硬化剤の表面層を削り、トップコートのノリを良くします。
[研削機] LINAX 遊星回転研削機PG660
防潤トップコート塗布
つや出しと滑り止めを兼ねた防潤トップコートを塗布し、汚れや色の分散から保護する耐水性バリアを作成します。エッチングを防止し表面の保護にも役立ちます。
[トップコート] Ameripolish 3DSP
磨き上げ
トップコートを磨き上げます。
[研磨機] LOWRIDER 603CC
上記は硬化後のコンクリートを研削して仕上げた工程の例です。素地状態とご希望の仕上がりにより、工程や使用薬剤や研磨パッドなどの内容は異なります。
クラック補修
(オプション)
研削時に表面化したクラックの補修調整も可能です
プライマー塗布後、モルタルを注入し再び研磨。状態に合わせて調整します。
- 施工前
- 施工後
コンクリート素地から鏡面仕上げ後の変化
見た目だけでなく、強度やメンテナンス性もアップします
園田綱貴
西谷工業株式会社 工事部 現業主任より
創業60年を越え東京都内を中心に大型建築現場で経験を積んできました。自社で保有している機械も充実しております。徹底した安全管理のもと、技術者の更なる育成にも取り組んでいます。(参考価格:10,000円/㎡)